自転車のルール

歩道を歩いていて、後ろから自転車にベルを鳴らされる。脇によけると、携帯音楽プレーヤーを耳に、携帯電話を手にした若い兄ちゃんが、スピードも緩めずに走り抜ける。ムッとした経験のある人も多いだろう。歩行者対自転車の事故も増えているようだ。

自転車のルールはどのくらい守られているのか。ルールを振り返りながら、街で調べてみることにした。ある日曜の昼下がりから夜にかけて、大阪の下町の一角で・・・

1:横断歩道を渡るとき
自転車が歩道を走る場合、車道に近い側の半分を走らなくちゃならない。そして横断歩道を渡るときは、自転車マークの描かれた「自転車横断帯」を渡らなくちゃならない。
20台の自転車を調べたところ、自転車横断帯を渡っていたのは5台だけ。ほとんど意識されてない感じだった。

2:赤信号のとき
当たり前だけど、止まらなくちゃならない。筆者は赤信号で止まったとき、後ろから別の自転車に追突されたことがある。ぶつけたオジさんいわく、「いつも赤でも大丈夫だから」。
20台の自転車を調べたところ、信号無視が2台。もっとも歩行者の方も、同じくらいの割合で信号を守っていなかった。

3:携帯電話を使いながら
携帯電話を使いながら、片手で傘を差しながら、音楽プレーヤーを高音量で聴きながら、いずれも禁止されている「ながら運転」。違反すれば、5万円以下の罰金ということになっている。
20台の自転車を調べたところ、「携帯電話を操作しながら」は1台だけ。意外に少なかった。

4:一時停止
「一時停止」の標識がある場合、自転車も止まらなくちゃならない。
12台の自転車を調べてみたところ、止まった自転車は0台。ルール自体がほとんど知られていないようだ。そういう筆者も、「一時停止」の標識なんて、運転免許をとるまで意識してなかった。

5:ライト
大阪の夜は明るい。ライトなんてつけなくてもよく見える。が、自転車のライトは「相手に見てもらうため」のものだ。無灯火は5万円以下の罰金。
20台の自転車を調べたところ、半数の10台が無灯火。夫婦2台で走っていて、夫が灯火、妻が無灯火というケースが2例など、女性に無灯火が多いように感じた。

6:電車への自転車の持ち込み
最後に番外編を。地下鉄のある駅で、「そのまま自転車持ち込まないで」というポスターを発見。電車に自転車をそのまま持ち込む人なんているの? 大阪市営地下鉄に聞いた。
「地下鉄線内では自転車をそのまま持ち込むお客様は確認しておりません。しかしながら一部、他社線では自転車と電車を併用するため、自転車をそのまま乗せて電車をご利用になるお客様がいらっしゃるようです」
家から駅まで自転車で行って、自転車ごと電車に乗る。下車駅から職場や学校までまた同じ自転車を使う。確かに合理的だけれど、混んでいる車内では明らかに迷惑。これについては別途調査予定です。


text by 中尾彰正

http://ugora.tv/categories/view/63

<<一覧へ

最近のブログ記事